ネットワークスイッチの仕組みです
1.スイッチは、受信したデータフレームのソースMACアドレスから、このアドレスと交流ポートのマッピングを確立し、MACアドレステーブルに書き込みます。
2.スイッチは、データフレーム内の宛先MACアドレスと、確立されたMACアドレステーブルを比較し、どのポートから転送するかを決定します。
3.データフレームの宛先MACアドレスがMACアドレステーブルにない場合は、すべてのポートに転送します。この過程をフラッド(flood)と呼びます。
4.ブロードキャストフレームおよびマルチキャストフレームをすべてのポートに転送します。
スイッチの分類です
広い意味でのネットワークスイッチには、「広域スイッチ」と「ローカルスイッチ」の2種類があります。主に電気通信の分野で使われており、通信用の基盤を提供しています。一方、lanスイッチは、ローカルネットワークに利用され、PCやネットワークプリンタなどの端末を接続するのに使われます。伝送媒体や伝送速度から、イーサネットスイッチ、高速イーサネットスイッチ、ギガビットイーサネットスイッチ、FDDIスイッチ、ATMスイッチ、トークンリングスイッチなどに分類できます。企業向けのスイッチ、部門向けのスイッチ、ワーキング・グループ向けのスイッチなど、その規模から分類することができます。
各メーカーの尺度は完全に一致しているわけではありませんが、エンタープライズスイッチはラック式で、セグメントレベルのスイッチはラック式(スロット数が少ない)か固定構成式、ワーキングレベルのスイッチは固定構成式(機能がシンプル)が一般的です。一方,アプリケーションの規模を見ると,バックボーンの場合は,500情報ポイント以上の大企業のアプリケーションに対応するものがエンタープライズ・スイッチ,300情報ポイント以下の中型企業に対応するものがセグメント・レベル,100情報ポイントまで対応するものがワーキング・グループ・レベルとなります。
